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「長期戦になるかもしれない」と誰かが言った。まだ始まったばかりだと。 どんなにわめいても叫んでもSARSはやってきて、本日のいけにえををさらってゆく、、、。 「また今日も(亡くなった人が)5人だってよ。」家に帰ってきた夫が妻に報告する。無表情の妻と子供たち。毎日だからもううんざりなのだ。それでもなんでも戦わなければならない。生きるために、、、。 やはり一番ダメージが大きいのは飲食業、レストランではないでしょうか。外食好きのホンコンヤンはおいしいところなら行列を作ってでも待って食べると、とにかくレストランは、妻の手料理はくそ食らえ的に、ホンコンヤンに愛され、深夜まで大盛況だった。それなのに、今や閑古鳥の啼かないレストランはない。あちこちで閑古鳥が鳴いている。 食べるには命の次に大切なマスクをとらなければならないからね。隣の人にいつ「コホン」とやられるかわからないし、外で食べるのは命がけ。 よってレストラン側もあの手この手で、お客さんに安心して食べていただこうと、とあるレストランでは次のような広告を出していた。
![]() 訳すまでもないと思うが、
1.スタッフ全員、店に来たら体温チェックをしています。
2.スタッフ全員、勤務時はマスクとゴム手袋を着用しています。
3.入り口のじゅうたんは消毒済みです。
4.食事前に無料でお客様の両手を消毒させていただきます。
5.ビュッッフェのお料理はすべてサランラップで衛生面をキープしています。
6.あらゆる食器は熱湯消毒してあります。
7.使い捨ておしぼりをサービス
8.送迎バスは徹底的に消毒して掃除してあります。
![]() この広告を拡大してみると、マスクをした入り口のお姉さんが「とても清潔なレストランだから安心していらしゃ〜い」と左手を差し出しています。 笑っているのでしょうか?わかりません。赤い口紅はつけていますか? (ホンコンヤンは侮れません。どうせ誰にも見えないのだからとシーハーしないで、青海苔が歯についていたり、鼻毛も伸びたまでいいやと、伸ばし放題、マスクの中が蒸れて口紅があちこちについて、口裂け女になっていたり、マスクの中は結構ひどいことになっているかもしれません) このレストランは九龍湾地下鉄駅までの無料送迎バスを出していて、車で来店のかたに、2時間の無料駐車までサービスしています。大きいレストランなのでしょうか?かつてはツアー客で賑わっていたのかもしれません。 バイキング形式で、サラダやすし、刺身が出るという。SARS疑惑の中で生ものを食べるというのはちょっと勇気がいるかもしれません。これはオーダーものに、アラカルトものに変えるべきではありませんか?そうすると採算が合わなくなるのかな?広告下方にも「半額」と書いてありますから。 とにかく母の日が近いので(ホンコンヤンは母の日命と言うくらい大切らしいです)清潔なレストランと信じて、母の日をそこで祝うであろう、数十組の同志のためにも、広告にうそ偽りなく、徹底したサービスをしていただきたいと思うわけです。 SARSもたじたじなレストランに乾杯!
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一ヶ月前確かにここで飲茶したのになあー 日本から来た友だちがホンコン駅でシティチェックインした後、最後のランチで飲茶がしたい、というので、じゃあ、ちょっと高級だけど、すてきな静かなレストランがあるよ、とIFCの3階の00というレストランに連れて行った。 受付のお兄さんに、「飲茶やってるでしょ、二人ね」と、二人、という意味でピースすると、飲茶はやっていないと言う。 しかし前来たときあの席で、と受付横のまあるい中華のテーブルを見渡すと、テーブルはセッティングしてあるもの誰もすわっていない。12時ぐらいだっただろうか?からっぽ?それで飲茶が出来なくてクローズしたとか? 友だちは隣で「ううー」とうなだれている。最後に飲茶がしたかったのにいー。恨んだ目をしてにらまれてもなー。どうしよう?他にレストラン知らないし、なさそうだし。困った。と思っていると、おにいさんが、ランチセットはいかがでしょう、とメニューを差し出す。前菜からデザートまで、、、一応中華だからいいかな?友だちも時間もないし、仕方ない、と言う。 「o.k.、じゃ二名で」またピースサインをして、ウエイトレスの後についてゆく。 前回来た証拠に、ドアと壁が一体化されてるデザイナーズトイレも覚えていて、「トイレはここね」と指さす。レストランは間違えていない、確かにここなのである。そして、どんどん奥に案内されてゆく。 そこは間違いなくウエスタン、小じゃれたバーみたいなのもある。あれ、中華じゃないの?と、不安がよぎる。一面ガラス張りのフルハーバービューでしゃれたハイソな感じは中華の中の字も似合わない。 なんだ、なんだとあわてたいのをこらえて、とりあえず、とゆっくり席について辺りを見回すと、ビジネスマンがお客さんと会食をしているテーブルが多い。メニューでメインコースを選んでいると、ウエイターがやってきて、スープを選ぶならデザートはなくて、デザートが欲しいのであれば、スープはなしね、などとせこいことを言う。 メニューの端っこに小さな小さな字で書いてあったのか?仕方ない、それならばスープを、チキンのクリアスープと酸辛湯をそれぞれ選んだ。選んでいるすきに、他のウエイターが、オレンジミックスのようなジュースをわたしたちの足長ワイングラス注いだ。別料金かどうか訪ねる隙を与えずにである。 仕方ない。(まだ食事が始まっていないのにすでになんども「仕方ない」の連発をしている)仕方ない、ふふふ、ハイソな時間を楽しもう。そう割り切って、その前にトイレね、とわたしはトイレに立った。 そして、トイレから戻る途中、ガラスの向こうで飲茶をやっているらしきテーブルをちらっとみる。「?」「飲茶かな?シュウマイの入っている蒸しかごも見えたぞ」席について友だちに話すと、「まさか、ウエイターがやってないって言ったんだからやってないんじゃない」ともうここに腰をすっかり落ち着かせている。 だよね、もう飲茶はクローズしたんだ。 しばらくして、前菜が来た。しゃれた感じのお皿に盛りつけが上品である。サラダに小さい中華風総菜が3品。味はまあまあであるが、お皿が小さいし、中華味の甘辛スペアリブをフォークとナイフでいただくから食べにくいったらありゃしない。 たとえて言うなら、しょうゆの小皿にスペアリブが一つのっていて、それをフォークとナイフで食べると言う感じ。いつお皿から飛び出すが気が気でない。上品に食べようとして食べた気がしないし、味もよくわからない状態。初デートじゃあるまいし、緊張してどーするのだ。 そして、オレンジジュースを飲むのだが、まったく合わないのである。 ご飯とオレンジジュースを平気で飲めるのはホンコン人だけである。この組み合わせではぜったい食事はしないと、心に固く誓っていたのに、ホンコン人に勧められるのを頑なに拒否していたのに、だのに、だのに、こんなところでいとも簡単に口にしてしまうとは、あら、わたしとしたことが、である。 隣のテーブルは3人の白人ビジネスマンがビシッとしたスーツでカクテルなんかを飲んでいる。おしゃれだが、ランチでカクテルなんか注文していいのか? いいのである。 そして、メインが来た。野菜あんかけソテーに、なすやカボチャを一口サイズにして揚げたものに黒酢がかかっている。ヘルシーな一品であるが、野菜ばかりで物足りないし、味も薄くてたいしてうまくもない。選び間違えたか。他にも魚、ラム、えびがあったはずだ。二人とも同じモノを選んだので、二人ともなんだかなー、と、へのへのもへじみたいな顔をし食べている。 とにかく、終わった。なんとなく、終わった。 マイタン(お勘定)すると、一人HK$198の高級ランチが、(オレンジジュース代二人で90ドルもしっかり取られていた、くそー!)サービスチャージも取られて、さらにチップもおいたので、しめて二人で540ドルになってしまった。 ああ、なんてことだ!こんなうまくもないランチに8000円も使うとは! 雰囲気はハイソだったんだけど、それがなんなのだ。詐欺と呼べるなら呼んでしまいたいランチであった。フュージョン(創作)料理と言えばそうなのかもしれない。 それにしてもなんだかなー、と言う感じでレストランのそとに出ようとするとさっき受付の横のまるいテーブルが全部埋まっていてなんと、みんながそこで飲茶をしているではないか! なんだ、なんだ、飲茶は存在してのか?ざけんなよー! さっき、「ない」と言った受付のお兄さんがまだいたので、「やっているではないか、これは一体ドーユーことか!」と激怒したともだちが問いただすと、ああ、ぜんぶ予約で埋まってまして、その、あのなどと言う。 「だましたなーおのれ!」 さらに受付のお兄さんが言った、一つの入り口なのに違うレストランがふたつあって、あんたらは飲茶じゃない別のレストランに入った、と言う言葉にわたしたちは一気に腹の虫が煮えくりかえり、 だから、わたしたちは飲茶がしたいと言っただろーが!それをあんたは「やってない」と言ったんだよ! 最後には小声で「ソーリー」と言われたが、この怒りをどこへぶつければいいのか。友だちは時間があればマネージャーを呼んでるところなのに、と悔しがる。 友と別れて、地下鉄にのっていてもむかむかして腹の虫がおさまらない、久々の怒り爆発であった。 おそらく、受付は一つなのだから、レストランが2つ入っていると言うより、オーナーは同じで、飲茶セクションとフュージョンセクション(創作料理分野)と分かれていると言うことなのでしょう。受付の人は、毎日なので心得ていて飲茶であぶれた人たちを(だましやすそうな人たちを)そっちのあいているほうにうまく流していたのではないかと思います。 それにしても、12時の昼時なのに飲茶で並んでいる気配もなく、ひっそりとしていたのに実は予約で満席だったなんてそんな不思議なレストランがあるものなのでしょうか? このからくりにまんまとだまされた二人でした。 人生は常に勉強である
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